効果的な脱毛には、毛が生え変わる周期である「毛周期」が関係してきます。

この毛周期は、部位によって異なります。ワキとVIO、腕毛などでは、毛周期にバラつきがあるのです。この毛周期を考慮すると、クリニックに通う頻度には個人差が出てくるのです。人によって2ヶ月おきと指導されたり、3ヶ月後と言われたりするのは、このためです。

このように毛周期についての知識があれば、短期間で効果的な脱毛が可能になります。

毛周期って何?
理想の肌になるための脱毛プラン

毛周期

体に生えている毛は、休止期 ⇒ 成長前期 ⇒ 成長後期 ⇒ 退行期という4つの段階に分けられ、生え変わりを繰り返しています。レーザー照射後に、すぐ抜ける毛と、伸び続ける毛があるのは、その毛のいる段階が違うためです。

レーザー照射で脱毛効果が出るのは、毛周期のうち「成長期」にある毛だけとなっています。レーザーは黒色のメラニン色素に反応します。成長期の毛は、毛母細胞が活発なので黒色が濃くなっていて、レーザーが毛根まで届いて効果的な脱毛となります。

反対に、休止期や退行期の毛はメラニン色素が薄いので、レーザーに反応しにくくなります。そのため毛周期によって効果にムラが出るのです。この現象は医療脱毛だけでなく、エステサロンで行われている光脱毛やフラッシュ脱毛でも同じように起きます。

頭髪以外の毛であれば、成長期の割合は全体の20%ほどになります。つまり1回の施術で処理できるのは20%の毛だけ、というわけです。

医療機関が提供する脱毛プランは、5回ワンセットとする場合が多いですが、この周期を考慮した回数となっています。ただし、こちらは医療レーザー脱毛の場合です。照射レベルが低いエステサロン脱毛では、更に時間と回数が必要です。

部位で異なる毛周期
適切な脱毛ペースは?

部位で毛周期が違うのであれば、なぜ2か月おきが一般的なのでしょうか。毛周期の長いワキ、VIOは3ヶ月おきにしたり、それよりも短い腕や足は2ヶ月おきにしたりするのが良いのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しも脱毛希望の部位が1カ所だけでしたら、周期に合わせて通うペースを変えるのが効果的です。

しかし最近は、1カ所だけの脱毛にとどまらず「どうせ行くなら色々な部分のムダ毛を処理して、ツルツルになりたい」と希望する方が多くなっております。

ツルツルを希望するのはモデルだけではありません。最近では美容意識の高い一般女性が増えています。全身脱毛を希望される方も多いです。

そこで当院では、施術サイクルの目安として「2ヶ月」をおすすめしておりました。

施術部位に生える毛の濃さや固さは、ホルモンバランスや体質によって個人差があります。同じ部位であっても、毛根により毛周期にバラつきが見られます。しかし当院の実績と経験から見て、2ヶ月を基準にしてしまえば大きくズレが出ることはありません。

1回の施術で脱毛できるのは、20%ほどの毛にとどまります。前回の脱毛で休止期だった毛も順次成長期に突入してきます。

2ヶ月に1度という施術サイクルは、部位や個人差の平均を考慮したタイミングとも言えます。成長期以外の毛にレーザー照射してしまう「無駄打ち」のリスクも減らせるということで、ベストなサイクルなのです。

毛周期に合わせて施術できなかった場合はどうなるの?

成長期の毛根に照射することが脱毛効果を得る最短の道です。ですから急いで脱毛したいからと言って、通院サイクルを1ヶ月ごとにしても「無駄打ち」になってしまうことがお分かりいただけたかと思います。

それでは逆に、忙しくてクリニックに足を運べなかったり予約が取りづらい状況だったりして、3ヶ月・4ヶ月・半年というように間が空いてしまった場合はどうなのでしょうか。

結論からお伝えすると、初期の施術で間隔をあけるのは宜しくありません。脱毛は、長期間にわたって行われる長期戦となります。施術初期の2~3回目くらいまではスルッと抜けてくるのですが、2週間も経てば毛が再び生え始めます。

これは前回の施術時に休止期だった毛が成長期に突入した証拠ですから、成長期に入ったタイミングで照射するのが脱毛のルールです。このサイクルを逃さないようにするためにも、最初は間隔をあけないようにしましょう。生える毛の量が少なくなってきたと言えるまでは、間隔をあけるのは脱毛効果が減る要因となります。

施術間隔をあけるのは脱毛回数を重ねてから

脱毛回数を重ねていけば、照射で効果のあった毛は抜け落ちていきますから、毛周期の揃った毛が残ってきます。また毛の成長期自体が長くなることもあります。
そうなってからであれば、施術サイクルを調整することは可能です。

例えば、

  • 1~2回目:2か月おきに施術
  • 3~4回目:2ヶ月半おきに施術
  • 5回目:3ヶ月後に施術

というように、徐々に間隔をのばしていくことも出来ます。

ただし施術中は「毛抜きを使わないこと」と「日焼けをしないこと」を守ってください。
生えてきた毛を処理する場合は、シェーバーで処理をしてください。毛抜きを使って抜いてしまうと、毛乳頭が引きちぎられて毛周期が狂い、脱毛効果が薄まってしまいます。

またレーザー照射は、黒いメラニン色素に反応するものです。日焼けをして肌が黒くなるとお肌にもレーザーが反応してしまうことがあり、火傷のリスクが高まってしまいます。

施術の合間は「毛抜きを使わない」「日焼けをしない」

次の施術までに注意点があります。生えてきた毛は、必ずシェーバーで処理をしてください。毛抜きは絶対にNGです。抜いてしまうと毛乳頭を引きちぎるため毛周期が狂ってしまい、脱毛効果が出にくくなります。

またレーザーは黒いメラニン色素に反応するものなので、日焼けをするとお肌にも反応してしまい、火傷をするリスクが高まります。

脱毛で抜けやすい毛と抜けにくい毛の違い

性毛と無性毛の違い

「性毛」とは、ワキの下の毛やVIOなどの、思春期を境に発育し始める毛のことを言います。男性の場合は、ヒゲや胸毛も性毛に該当します。

もしも脱毛希望の部位が1カ所だけでしたら、周期に合わせて通うペースを変えるのが効果的です。

性毛の特徴として、
「太くて硬い毛が密集して生える」
「 生える向きにはバラつきがある」
「毛周期が長め」

といったものがあります。力強い毛ですから、脱毛完了までには1年以上かかります。

反対に「無性毛」は、思春期とは関係なくもともと生えていた毛のことを言います。髪の毛、まつ毛、眉毛、鼻の下の毛、腕・足毛などが無性毛です。

無性毛の特徴としては、
「毛の生える方向が同じ」
「毛周期が短い」

という2つがあります。毛周期が短いため、無性毛である場合脱毛効果が表れるのが早くなります。

体毛とホルモンバランスの関係

年齢や状況によって、体毛の生え方が変わってきたという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。例えば「幼いころは産毛が多かったけど、どんどん薄くなってきた」「出産後、髪の毛が薄くなった」と言った変化です。

この毛量の変化は、ホルモンが大きく関係しています。人間は「男性ホルモン」と「女性ホルモン」の、どちらも保有しています。これは、男性女性関係なく、どちらの性別でも持っているものです。

このホルモンは、一生の中でバランスが変化し、その時々で適切な量を維持していきます。
男性ホルモンである「テストステロン」の分泌が多いと、体毛は濃くなりやすいです。テストステロンはストレス過多や不摂生な食事、肥満によって分泌が活発になるので、ムダ毛も増えることがあります。

体毛が濃くなってきたと悩んでいる女性は、まずは生活習慣の改善から始め、イソフラボンやプラセンタなどの摂取で女性ホルモンの分泌を促してみるのも効果的です。

毛周期に関してのよくある質問

脱毛を早く終わらせたいので、2~3ヶ月おきの来院を1ヶ月おきにしてもらいたいです。

脱毛する部位によって、毛周期を考慮したベストな来院サイクルがございます。このサイクルを守っていただかないと、脱毛効果を得ることが難しくなります。

当院では、患者さまに2ヶ月ごとの施術をおすすめしております。毛周期は部位や個人間で差があるのですが、平均をとったサイクルが2ヶ月のため、まずはペースを上げることなく実践していただければと思います。

頻度を上げた場合で、このようなケースも報告されております。

「医療用レーザー脱毛を実施。半年をかけて、腕とワキの脱毛を行った。(腕⇒5回、脇⇒6回)しかし、現在も脱毛前と変わらないほどの毛が生えている」

このケースの場合、1ヶ月~1ヶ月半という短い間隔でクリニックに通ったために、脱毛効果を得られなかったようです。レーザーの出力に問題があった可能性もあります。

大切なお金と時間を無駄にしないためにも、クリニックの方針に従って頻度を守るようにお願いいたします。

クリニックでの脱毛は毛周期に合わせて2ヶ月に1回するのが良いと聞きますが、毛1本1本で毛周期は違うのではないでしょうか。
1ヶ月おきに照射した方が短期間で脱毛は終わると思うのですが、どうなのでしょうか。

体毛は、休止期⇒成長前期⇒成長後期⇒退行期という4つの段階を踏んで、生え変わりを繰り返しています。このうちレーザー照射で脱毛効果があるのは、成長期の毛に限定されるので、全体の20%ほどになります。

ですから1ヶ月しかサイクルを空けないでレーザー照射すると、成長期である毛の本数が少なく、せっかくの施術が無駄打ちに終わる可能性が高まります。

前回の照射で休止期だった毛を、出来る限り多く成長期にした段階で次の施術に入るのが最も効果的です。2ヶ月間時間を空けるのは、最も効果的な脱毛と言えます。

脱毛の施術を受けている間、毛抜きを使ってはダメで、シェーバーで自己処理をする必要があると聞きました。 毛抜きをやめるのは、いつぐらいからが良いですか?

脱毛レーザー照射する、3週間ほど前から毛抜きを使わないことをおすすめしております。

脱毛は、レーザーが毛根のメラニン色素に反応することで効果が出てきます。毛抜きでの自己処理は、毛乳頭ごと引き抜くことになりますから、レーザーに反応しなくなってしまいます。脱毛期間中も、シェーバーだけで処理をしていくようにしてください。

エステサロン脱毛と、クリニックでの脱毛は、どちらが早くて安く脱毛出来るのですか?

永久脱毛を希望される方の場合は、エステサロンの料金設定の方が安く見えるかと思います。
しかし、医療機関ではないエステサロンで行われる脱毛は医師法第17条により「毛および毛付属器を破壊せず、1か月後に90%以上の発毛が認められるような脱毛」と決められています。そのため期間は、クリニックで行われる医療脱毛よりも長くかかってしまいます。

脱毛完了までの期間は、個人差があるため全てとは言えませんが、レーザーの出力レベルが違うことも踏まえて、料金と期間を比較されることをおすすめします。